無料公開講座『マンガでトランスボーダー! 大学でマンガを学ぶとは?』内容紹介~その1



2023年12月9日(土)10日(日)16日(土)に、トランスボーダーマンガリサーチグループは、無料公開講座『マンガでトランスボーダー! 大学でマンガを学ぶとは?』を実施します。(会場:筑波大学 情報メディアユニオン1F会議室 ※現地参加のほかにオンラインでの受講も可能です。)

公開講座開催に先立ちまして、今回の記事では内容の一部をご紹介します!



■『マンガでトランスボーダー! 大学でマンガを学ぶとは?』


初日のテーマはマンガ研究です。

講演とワークショップでマンガ研究の世界をご体験いただけます。


注目は、青柳悦子教授によるアルジェリアのマンガ事情に関するレポートです。

北アフリカのアルジェリアを例に、世界の漫画創作事情について学んでみましょう!

そこから広がる学問的関心や、大学の授業での試みについてもお話しいただきます。 

(講演時間:約40分)



他にも15分のミニ講演に以下の3本をラインナップ。

吉原ゆかり『マンガでシェイクスピア?』

三原鉄也『メディア芸術のデータベース・デジタルアーカイブ』

平石典子『マンガになった『罪と罰』:国際ドストエフスキー学会報告』



普段知ることのできないマンガに関する先端研究を学べる貴重な機会です。

マンガ研究や大学にご興味のある方であれば、どなたでもご参加できます。筑波大学への進学を検討されている高校生から社会人・シニアの方まで大歓迎です。もちろん一部だけのご参加も可能です。参加費も無料です。

対面だけでなくオンラインでの参加も可能です。

ご興味を持たれた方はぜひご参加ください!



■公開講座の詳しい情報はこちら!(参加費無料・要事前登録)

https://transbordermanga.blogspot.com/2023/11/blog-post.html




▲アルジェリアのマンガ家・ナッティフさんによるポートレート 


青柳悦子


筑波大学人文社会系教授。文学研究者。北アフリカのフランス語表現文学に興味を持ったところから、アルジェリアとチュニジアの文学・文化に関心を寄せる。現在はとりわけ、2000年代後半からアルジェリアで出版されるようになったアルジェリア製の日本式マンガ(「DZ-マンガ」)に注目している。漫画関連の翻訳として、アルベール・カミュ原作の小説をフランス人漫画家が翻案した以下の3冊の日本語版を刊行している。ジャック・フェランデス『バンド・デシネ 異邦人』『バンド・デシネ 客』『バンド・デシネ 最初の人間』(いずれも彩流社から)。