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トランスボーダー ・マンガ・リサーチグループ代表 
吉原ゆかり 筑波大学


森尾貴広
筑波大学国際局・教授。単細胞生物と多細胞生物の境界的存在である細胞性粘菌の分子遺伝学を出発点に、産学連携・研究評価、環境科学、高等教育・イノベーション政策、アフリカにおける日本企業の進出戦略と研究テーマを遍歴すると共に、京都、岡﨑、つくば、ヒューストン、チュニジアと主戦場をさまよい、現在はマンガ・アニメなどのコンテンツ産業の国際比較研究と、SF思考とマンガ創作手法を活用したアクティブラーニングの研究を進めている。大学の研究者・教員組織である系に所属しない数少ない教員として境界領域に生息している。現世の3次元のすがたに加え、メタバース上に2次元のすがたで出没している。

青柳悦子
筑波大学人文社会系教授。文学研究者。北アフリカのフランス語表現文学に興味を持ったところから、アルジェリアとチュニジアの文学・文化に関心を寄せる。現在はとりわけ、2000年代後半からアルジェリアで出版されるようになったアルジェリア製の日本式マンガ(「DZ-マンガ」)に注目している。漫画関連の翻訳として、アルベール・カミュ原作の小説をフランス人漫画家が翻案した以下の3冊の日本語版を刊行している。ジャック・フェランデス『バンド・デシネ 異邦人』『バンド・デシネ 客』『バンド・デシネ 最初の人間』(いずれも彩流社から)。

山本美希
マンガ作家、筑波大学芸術系助教。主な著書は『爆弾にリボン』『Sunny Sunny Ann!』『ハウアーユー?』『ねえねえ あーそぼ』。車上生活をするホームレス女性の生活を描いたマンガ作品『Sunny Sunny Ann!』(講談社2012)が、第17回手塚治虫文化賞新生賞(2013)を受賞。フランス語版が刊行され、アングレーム国際漫画祭2019の公式セレクション、カナダ(ケベック)の漫画賞Bédélys Awards2019外国人作家部門にてファイナリストに選出された。研究においては、言葉を用いない絵本における物語表現の調査・分析に取り組む。


三原鉄也
筑波大学人文社会系助教。研究と並行して行っているマンガ制作実務の経験をベースに、情報技術、特にデータを活用したマンガの制作・流通・探索・保存の研究を進めている。特に、Linked Open Data技術を用いた、マンガの内容・構造を利用のためのメタデータの開発とマンガ検索・解析への応用に関する研究を行っている。またメディア芸術データベース(文化庁)などのマンガを始めとするポップカルチャーの知的なデータベース構築に携わっている。