トランスボーダーマンガリサーチグループは、2022年11月5日(土)、11月6日(日)の2日にかけてオンライン公開講座『マンガで出会い直す世界の名作』を開催します。参加費は無料で、マンガ家や編集者のゲストも登壇します。もちろん一部だけの聴講も可能です。
是非この機会にご参加ください。
※この講座は、令和4年度 筑波大学人文社会科学研究群公開講座として開催されます。
【講座概要】
文学作品をマンガで読んでみると、今まで気がつかなかった新しい魅力を発見することがあります。
今回の公開講座では、宮沢賢治『銀河鉄道の夜』、オーウェル『1984年』、『マンガジュニア名作シリーズ』などをマンガ化してきたアーティスト・編集者を招き、作品について語りつくします。また、研究者が参加した国境や文化を超えるマンガイベントについても紹介します。
■お申込みURL
■参加費
■会場
■ 開催日時
11/5(土)
第1回13:00~14:30
「マンガ化による原作の”復元”の試み
―ジュニア名作シリーズ『銀河鉄道の夜』の場合」
ゲスト:木野陽(マンガ家)
司会:三原鉄也(情報学者、マンガ編集者)
第2回14:45~16:15
「名作文学を新しい世代に語り継ぐ出版ビジネス
―『マンガジュニア名作シリーズ』の企画・編集・展開」
ゲスト:髙野直子(編集者、Gakken)
司会:三原鉄也(情報学者、マンガ編集者)
11/6(日)
第3回13:00~14:30
「マンガにしたい文学の「たましい」」
ゲスト:森泉岳土(マンガ家)
対話者:山本美希(マンガ作家、芸術系・准教授)
司会:平石典子(人文社会系・教授)
第4回14:45~16:30
「 【トランスボーダー・マンガ・イベント】
アルジェ国際マンガフェスティバル/
グラフィック・シェイクスピア・コンペティション」
ゲスト:横井三歩(マンガ家)
講師:青柳悦子(人文社会系・教授)
講師:吉原ゆかり(人文社会系・教授)
司会:平石典子(人文社会系・教授)
【ゲスト】
■木野陽(きの・ひなた)
マンガ家・イラストレーター。筑波大学大学院システム情報工学研究科社会システム工学専攻修了。都市空間とそこに暮らす人々の関わりをテーマに在学中より個人制作でマンガ作品を発表し、同人誌即売会で作品を多数発表。2013年に自主制作作品「飛ぶ東京homecoming <完全版>」が第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員会推薦作品に選出。代表作は「マンガジュニア名作シリーズ 銀河鉄道の夜」(Gakken)など。
■髙野直子(たかの・なおこ)
編集者。株式会社Gakkenにて高校生向けの教材や語学書、児童書、一般書を手掛ける。
同社より刊行された「マンガジュニア名作シリーズ」の担当者の一人。
同シリーズは世界で愛されている児童文学の名作を現代の子供にも手に取りやすいようマンガ化したもので、2011年より計9タイトル(うち2タイトルがカラー化)が刊行され好評を博した。またフランスや台湾など、7か国で翻訳出版され、名作を世界に広めている。
■森泉岳土(もりいずみ・たけひと)
マンガ家。水で描き、そこに墨を落とし、細かいところは爪楊枝や割り箸を使いマンガを描く。最新作は文学作品の夢のシーンをマンガ化した『フロイトの燃える少年の夢』(河出書房新社)。現在、最新作『佐々々奈々の究明』をビッグコミックオリジナル増刊で、義父・大林宣彦監督との日々を綴るエッセイ「ぼくの大林宣彦クロニクル」を小説宝石で連載中。12月にも新刊『仄世界』(青土社)刊行予定。
■横井三歩(よこい・さんぽ)
ゲームに関わる作品の制作を中心に活動するマンガ家。代表的な作品は『ユータとてれびげーむくんのマンガでわかる!シリーズ』 (KADOKAWA Game Linkage)、『『炎風煙空飛のコウカ』(クリーク・アンド・リバー社)、iOSアプリ『てきとうパパ』(ムームー) キャラクターデザインなど。2020年頃から活動の場を映像分野にも広げ、CGクリエイターとしても活動している。筑波大学第二学群比較文化学類卒。
■お申込みURL
https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_evrX_hjvRteHKPi-6WholQ
【主催】筑波大学人文社会科学研究群、トランスボーダー・マンガ・リサーチ・グループ、青柳悦子、江口真規、平石典子、森尾貴広、山本美希、吉原ゆかり
【協力】木野陽、高野直子、三原鉄也、森泉岳土、横井三歩
【お問い合わせ先】yoshihara.yukari.fp@u.tsukuba.ac.jp(筑波大学 人文社会系・教授 吉原ゆかり)
【公式サイト】http://transbordermanga.blogspot.com